いまさらですが整理

2013.08.22 Thursday

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    <用語の定義>

     交通規制におけるバスの定義について自分の中で整理しておく。

    バス・・・大型乗用自動車および特定中型乗用自動車
    大型バス・・・乗車定員が30人以上の大型乗用自動車
    マイクロ・・・大型バス以外の大型乗用自動車および特定中型乗用自動車
    大型自動車・・・大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車および小型特殊自動車以外の自動車で、車輌総重量が11,000kg以上のもの、最大積載量が6,500kg以上のもの、または乗車定員が30人以上のもの。
    中型自動車・・大型自動車、大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車および小型特殊自動車以外の自動車で車輌総重量が5,000kg以上11,000kg未満のもの、最大積載量が3,000kg以上6,500kg未満のもの、または乗車定員が11人以上30人未満のもの。

    出典:わかる 身につく交通教本(監修:警察庁交通局 編集・発行:一般財団法人全日本交通安全協会)

    大型乗用自動車等・・・大型乗用自動車、特定中型乗用自動車

    出典:京都府警察 中型自動車新設に伴う道路標識の一部変更
    http://www.pref.kyoto.jp/fukei/kotu/kisei_s/tyugata/

    以上から

    定員30人以上・・・大型乗用自動車

    定員11人以上30人未満以下の場合、
    車輌総重量が11,000kg以上・・・大型乗用自動車
    車輌総重量が11,000kg未満・・・特定中型乗用自動車

    と分類される。かつ、

    定員11人以上・・・すべて「バス
    定員30人以上・・・「大型バス
    定員11人以上30人未満・・・「マイクロ

    とも分類される。

    ※そもそも、乗車定員11人以上(=2ナンバー車)は特定中型乗用自動車および大型乗用自動車に分類されるために、(特定でない)中型乗用自動車のバスというのはありえない。先の出典に示した教本でも「バス」は特定中型乗用自動車または大型乗用自動車と定義している。したがって、中型免許で運転できるバスは特定中型乗用自動車(車輌総重量11,000kg未満で定員30人未満のもの)のみである。もちろん旧普通免許由来のの限定つき中型免許ではバスは運転できない。


    <「マイクロ」の話>

     京都市内によく見受けられる「大型自動車等通行禁止」および「大型乗用自動車等通行禁止」の規制については、中型自動車設定前の「(旧)大型乗用自動車」に該当する「大型乗用自動車」および「特定中型乗用自動車」の通行が禁止されるため、すべての「バス」の通行ができない。
     ただし、「マイクロを除く」の補助標識がある場合は「マイクロ」(=定員30人未満のバス)について通行が認められるため、三菱ふそう・エアロキングのような寸法面・重量面で最大級の車輌であっても定員が30人未満であれば通行可能である。本筋とは関係ないが、一般的に「マイクロバス」といえば幼稚園バスでもよく使われているフロントエンジンのトヨタ・コースターといった小さな車種を想像してしまうが、幼稚園バス(園児バス)の一部には同じサイズながら定員30人以上になるため大型乗用自動車に分類され、「マイクロ」に該当しない車輌もある。このように、道路交通法でいう「マイクロ」とは先に書いたような定員による制限のみが存在するため、一般的な感覚とはかなりずれている気がする。

    <「マイクロ」さらに余談>
     JR京都駅八条口の観光バスプールのように、「大型バス以外」の補助標識つき駐車禁止標識がある場合、「大型バス」のみ駐車禁止除外となるため、道路交通法上の「マイクロ」は駐車禁止となる。この場合は「バス以外」の補助標識とすべきであろう。ただし、同じJR京都駅八条口の自家用車送迎・駐車エリアに「マイクロを除く」の補助標識のある大型自動車等通行禁止の標識があるため、公安委員会的には大型バスは観光バスプール、マイクロは自家用車エリアと分離する意図があるとも考えられる。

    (2013.9.27 一部加筆修正)

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